世界的に有名な競輪選手
日本国内の競輪のイメージはギャンブルの一種であり、スポーツとしてはあまり認識されていません。
残念なことに競輪の楽しさや文化はまだまだ国民に浸透していないのです。
しかし、世界的に有名な競輪選手は何人も存在しています。
オリンピックやパラリンピックで活躍した選手は大勢いますし、世界ランクで1位を獲得した選手もいるのです。
知らないだけで多くの日本人が世界に名を轟かせており、競輪の世界で活躍しています。
世界的に有名な競輪選手を知り、競輪の魅力をさらに知ってみましょう。
世界ランク1位の新田祐大選手
新田祐大選手は、間違いなく日本の競輪界を背負っているトップ選手です。
S級S班に所属しており、ケイリンの世界選手権では銀メダルを獲得した輝かしい経歴を持っています。
そして注目すべきはUCIの個人ランキングで世界1位を記録し、最強の競輪選手の名を欲しいままにしているのです。
ちなみにUCIとは国際自転車競技連合のことで、サッカーで言うFIFAのような協会です。
そこで世界1位を記録した新田祐大選手が、どれだけすごいか少しは実感出来たでしょう。
1986年生まれで今年で33歳になるベテランです。
福島県出身で、自転車トラック競技を中心に活動する『Dream Seeker』というプロチームの代表も務めています。
自分自身が走るだけではなく、競輪業界を盛り上げるのにも一役買っているのです。
東京五輪でも出場する予定で、本人はインタビューで金メダルを狙うと答えています。
自転車で走り抜ける新田祐大選手の活躍は要注目です。
パラリンピックの藤田征樹選手
パラリンピックで好成績を残し続けているのが藤田征樹選手です。
現在は日立建機株式会社に所属しており、その傍らでパラリンピック参加のためのトレーニングを行っています。
2008年の北京パラリンピックでは1kmTTで銀メダルを獲得したのです。
その後も2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロのパラリンピックでもメダルを獲得している猛者なのです。
さらに2009年のマンチェスター世界選手権自転車競技大会では、得意の1kmTTで見事に金メダルを勝ち取りました。
名実ともに世界1位の称号である金メダルを手にしたのは日本の誇りとも言える成果です。
世界に名を連ねる競輪選手
競輪は確かにギャンブルですが、同時に魅力的なスポーツでもあるのです。
世界で活躍する選手の存在を知れば競輪の見え方が変わって来るかもしれません。
レースを走っている選手がいずれ世界へ行くかもしれない、そんな気持ちを抱きながら応援してみるのも良いでしょう。